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設計事務所性善説にあえて反論(2)〜設計事務所での家づくり 5

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前回の記事に続いて、今回も「設計事務所性善説」にあえて反論してみます。

ハウスメーカーは家を売ったらそれっきり、営業マンは契約したらそれっきり...、
よく聞く話ですね。

たしかに契約してしまったら、営業マンの足が若干遠のくのは事実でしょう。なにしろ彼らは、常に受注していかないといけないのですから。

でも、優秀な営業マンほど、自分の担当した契約者、入居者を大切にしているのも事実です。
彼らは、入居者の紹介による受注が、イチバンおいしいことを知っています。

コンスタントに成約をあげる営業マンほど、入居者と良好な関係をつくっています。


ハウスメーカーは会社(組織)として(少なくとも大手、準大手とよばれている会社は)アフターサービスに対しては、それなりの体制を整えています。

とくに今後は、新築よりもリフォームに対する要望が増えていくことが予想されます。大手ハウスメーカーは、今まで以上にアフターサービスに力を入れていくでしょう。


設計事務所で建てた家のアフターサービス・メンテナンスは、設計事務所ではなく、施工した工務店が担当します。

通常の維持管理のためのアフターであれば、あまり問題がおこることは無いかもしれません。

でも、設計上の不備に起因するトラブルが発生したらどうなるでしょう。

当然、道義的・法的には、そうした責任は設計事務所が持つはずです。


しかし、その修繕のために多額の費用が発生したら、経営規模の小さな設計事務所に負担しきれるでしょうか。

(住宅をメインで設計している事務所は、たいてい小規模な事務所です)


そうした特殊な事情で無い場合、設計事務所で設計をしてもらった家でも、施工に伴うクレームは、施工をした工務店が担当することになります。

その工務店のアフターサービスの体制はどうなっているのでしょうか?
これもまた、千差万別、ピンからキリまでです。

経営規模の小さな工務店の場合、倒産リスクも考慮に入れる必要があります。
もし、そうなったらアフターサービスを受けることができなくなってしまいますよね。

(ハウスメーカーも倒産する可能性はあります。しかし、大手であれば契約者や入居者に対して何らかの社会的な救済がなされる可能性は高いと思います。)


ハウスメーカーよりも設計事務所の方が、使命感のつよくポリシーを持った設計士が多いと、私も実感で感じています。

しかし、そのことと質の問題は別です。

妙に自尊心だけは高いのに、専門知識には乏しい設計士も多くいます。


ウチの工務店にも、設計事務所からの仕事がきますが、図面を見て「さすがだなぁ」と感心するものがほとんどですが、
細かい納まりが検討されていないお粗末な図面があるのも事実です。


ハウスメーカーの家と設計事務所の家、雨漏りをしやすいのはどちらだと思いますか。

そんな統計はどこを探しても出てこないでしょうが、普通に考えたら、ハウスメーカーの家のほうが雨漏りしないはずです。

ハウスメーカーの建物は、商品住宅として、細部にいたるまで本社の商品開発部門によって検討され、施工手順がマニュアル化され、その同じ施工を何百棟と行います。

万一、雨が漏るような部位があれば、次の商品開発ではその部分が改善されます。

そのかわり、ハウスメーカーは数をこなしながら、よりリスクが少ない家にするために、没個性的で画一的なデザインの家になってしまいいがちですが...。


設計事務所で建てる家は、一棟一棟すべてちがう家です。

しかも、設計事務所のなかには、デザインを優先するあまり、雨漏りの危険性のある納まりになってしまうデザインの家もあります。


雨漏りだけではなく、ほかの機能面、性能面についても、デザインの犠牲になっていることは多いですね。


これはどちらが良いとか、悪いという問題ではありません。

リスクの少なさを優先するのなら、ハウスメーカーに軍配が上がると思っています。


まだまだ、このテーマで書くネタはあるのですが、この辺りでやめておきます。


たしかに、とことんこだわった家づくりをするのなら、設計事務所にお願いするのが最善です。

しかし、設計事務所にもウィークポイントはあります。


ものごとには、すべて表と裏のニ面性がある、それだけのことだと思います。

とくに、家づくりには「正解」というものは無いと、私は思っています。


設計事務所か、ハウスメーカーかというニ者択一には正解はありません。

それぞれの「メリット」「デメリット」をきちんと把握した上で、答を出すのはお金を払うあなた自身だと思います。


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株式会社住宅産業研究所が行っている『注文住宅地域ビルダーランキング』で注文住宅着工数2年連続(2004年・2005年)1位に輝いています。 一方、タマホームで家を建てたお客様からのクレーム、お客様とのトラブルが相次いでいるのもまた事実です。 タマホームは理念を貫く...
この記事へのコメント
1. Posted by バタ子    2006年09月26日 09:31
5 はじめまして。バタ子と申します。

すごくいい記事なので、思わず書き込んでしまいました。

私は住宅資材メーカーで働いていたのですが、同じようなことを思いました。
お家に不具合が起きた際の対応の潔さが一番あるのは
ハウスメーカーだったのです。家は「住んでからが長い。」
そう思った私はハウスメーカーを選びました。

木造軸組みの比較的自由度の高いところを選んだのですが、
デザインにこだわりたいと思うと標準品をいくつか変えてしまい
高くついてしまいました(^_^;)こういうところは欠点でしょうね。

家造りに正解はないということは全く同感です。
どこを重視するかになるのでしょうね。
設計事務所の作品すごくカッコイイですし。

宜しかったら、私のブログにこの記事をリンクさせていただけないでしょうか。
2. Posted by ハル@家づくり情報館    2006年09月29日 03:43
バタ子さん

コメントありがとうございます。

バタ子さんのブログ、拝見しました。とても良いブログですね。
ハウスメーカーには、欠点もあるけど、良い所もあります。
バタ子さんのブログを読むと、バタ子さんはとても賢明な選択をされていると思いました。

私のブログは、リンクフリーです。どこにでもリンクして下さい。
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